日本史研究のための史料と資料の部屋(南北朝時代)

延文三年 足利義詮参内供奉人

群書類従『宝篋院殿将軍宣下記』より、延文三/正平十三年(1358)12月22日の足利義詮の参内に供奉人した面々
宝篋院殿将軍宣下記は、記載内容に不審な点が多く、偽文書とも思われるが便宜上ここに載せる。

史料記載名実名備考
警固侍大将佐々木備前守高久佐々木高久誰?
警固侍大将山名伊豆守時氏山名時氏この時期南朝方なのでありえない
警固侍大将土岐伊豫守直氏土岐直氏土岐直氏はこの時期は宮内少輔
警固侍大将安東信濃守高泰安東高泰
警固侍大将二階堂但馬守秀則二階堂秀則
警固侍大将長澤遠江守利正長沢利正
警固侍大将長尾弾正大忠景元長尾景元
警固侍大将鳥山若狭守光武鳥山光武
警固侍大将曾我美濃守氏助曽我氏助
警固侍大将小串但馬守詮衡小串詮衡
警固侍大将佐々木尾張守高信
警固侍大将土岐右馬頭氏光今峰氏光土岐頼遠子
御門巡見役赤松大夫判官光範赤松光範赤松七条家
前駆馬上細川右馬頭頼之細川頼之
前駆馬上畠山治部丞持国誰?
前駆馬上荒川但馬守
前駆馬上島津修理亮
前駆馬上蜂屋近江守土岐蜂屋氏
前駆馬上高山伊賀守
前駆馬上厚東駿河守
前駆馬上里見兵庫助
前駆馬上今峯駿河守土岐今峯氏
前駆馬上明智下野守土岐明智氏
前駆馬上戸山出羽守土岐外山氏
前駆馬上舟木兵庫頭土岐舟木氏
前駆馬上諏訪信濃守
前駆馬上戸山遠江守
前駆馬上曾我対馬守
前駆馬上芳賀伊賀守
前駆馬上小原備中守
前駆馬上宇都宮紀伊守
前駆馬上結城備後守
前駆馬上杉原周防守
前駆馬上海老名信濃守
前駆馬上二階堂丹後守
前駆馬上服部伊賀守
前駆馬上矢野下野守
前駆馬上大内壱岐守
前駆馬上小串播磨守
前駆馬上佐脇三河守
前駆馬上鳥山伯耆守
随身馬上秋山佐渡守
随身馬上松尾美作守堅信松尾堅信
随身馬上陰山出羽守吉道蔭山吉道
随身馬上粟飯原弾正少弼詮胤粟飯原詮胤
随身馬上本間左衛門佐茂景本間茂景
随身馬上島田土佐守是平島田是平
随身馬上大原阿波守元種大原元種
随身馬上海老名讃岐守詮秀海老名詮季
随身馬上宇都宮遠江守能重宇都宮能重
随身馬上風間右馬允信忠風間信忠
随身馬上多瀬左馬助長利多瀬長利
随身馬上久世対馬守正方久世正方
随身馬上甘富河内守縄家甘富縄家
随身馬上高梨越後守光範高梨光範
剣帯直垂伊勢勘解由左衛門伊勢守貞行伊勢貞行貞行は延文三年生まれなのでありえない
剣帯直垂佐々木佐渡判官時秀
剣帯直垂曽我兵庫頭助光曽我助光
剣帯直垂二階堂大和守近昭二階堂近昭
剣帯直垂本郷左近将監
剣帯直垂中根左馬助
剣帯直垂諏訪因幡守
剣帯直垂後藤弾正大忠
剣帯直垂横大地山城守
剣帯直垂湯浅兵庫頭
剣帯直垂西郷兵庫頭
剣帯直垂朝倉丹波守
剣帯直垂瀬世飛騨守
剣帯直垂工藤大夫判官
剣帯直垂小島掃部頭
剣帯直垂杉原伊豆守
剣帯直垂山内美作守
剣帯直垂摂津掃部頭
剣帯直垂野地左衛門尉
剣帯直垂蜂屋左衛門尉
剣帯直垂後藤伊勢守
剣帯直垂鹿島左衛門尉
剣帯直垂今藤尾張守
剣帯直垂荻野出羽守
剣帯直垂久下筑後守
剣帯直垂猿子伊賀守
剣帯直垂波多野出雲守
剣帯直垂濱名三河守
剣帯直垂八代信濃守
御沓役佐々木新蔵人秀詮京極秀詮佐々木京極氏
御車足利義詮
布衣青山伊豆守
布衣児玉左衛門尉
布衣小田原相模守
布衣高井大和守
布衣山代信濃守
布衣高梨能登守
布衣赤松出雲守
布衣一色右兵衛尉
布衣土肥右馬助
布衣沖尾弾正少弼
布衣諏訪越前守
布衣遠地山城守
布衣河津駿河守
布衣宇都宮三河守
布衣石飼武蔵守
輿参議従三位兼左馬頭源基氏足利基氏足利基氏が従三位に叙せられるのは貞治三年
輿斯波中務大輔左兵衛督兼武蔵守源義縄誰?
(騎乗)細川兵部大輔時氏 ※将氏か細川将氏
(騎乗)畠山民部大輔義就畠山義就誰?
(騎乗)吉良治部大輔貞義吉良満義のことか
(騎乗)今川刑部上野介頼貞今川頼貞但馬、因幡国守護
(騎乗)一色宮内大輔直氏一色直氏
(騎乗)山名民部少輔氏清山名氏清この時期南朝方なのでありえない
(騎乗)石塔刑部少輔右馬頭頼房石塔頼房この時期南朝方なのでありえない
(騎乗)石橋大蔵少輔忠友石橋忠友誰?
(騎乗)赤松式部丞信濃守詮範赤松詮範誰?
(騎乗)荒川新蔵人政弼荒川政弼
(騎乗)大内修理大夫直光大内直光誰?
(騎乗)畠山式部少輔基家畠山基家誰?
(騎乗)細川左近将監家氏細川家氏誰?
(騎乗)一色修理大夫範光一色範光肥前・若狭・三河守護
(騎乗)鳥山大炊助忠時鳥山忠時誰?
(騎乗)里見掃部頭為利里見為利誰?
(騎乗)仁木弾正少弼頼勝仁木頼勝但馬守護
(騎乗)宇都宮大膳亮景興宇都宮景興誰?
(騎乗)土岐中務丞頼夏土岐頼夏誰?
(騎乗)二階堂木工頭範清二階堂範清誰?
御剣役渋川式部大輔直保渋川直保誰?
御太刀役吉良右近将監為貞吉良為貞誰?
御沓役今川兵部大輔頼近今川頼近誰?

出典:群書類従『宝篋院殿将軍宣下記』