日本史研究のための史料と資料の部屋(室町時代)

明応二年 足利義材近習於河内正覚寺

『尋尊大僧正記』 明応2年5月2日条より、明応2年4月25日に将軍・足利義材とともに上原元秀に降った面々。


史料記載名実名家格役職東山番帳備考
畠山右馬助 ※播磨殿注記畠山政照か御供衆畠山播磨守家
桃井治部少輔 ※二番番頭注記桃井政信か二番衆東山番帳に二番衆・桃井民部少輔
畠山中務少輔 ※四番番頭注記畠山政近四番衆・御供衆畠山中務少輔家
一色兵部少輔入道不明×
吉見右馬頭吉見義隆外様衆能登吉見氏
畠山刑部少輔 ※駿河殿注記外様衆×畠山駿河守は誉田城の戦いで討死
(『蔭涼軒日録』明応2年5月5日条)
一色駿河守不明×一色兵部大輔弟
富永筑後守二番衆か×伊勢富永氏か
一色九郎不明×一色兵部大輔子
種村刑部少輔種村視久か五番衆
垪和右京亮五番衆東山番帳に五番衆・垪和左京亮
海老名六郎左衛門尉四番衆
後藤佐渡守後藤親綱二番衆×遠江後藤氏
飯川修理亮二番衆か×
狩野左京亮五番衆東山番帳に五番衆・狩野右京亮
堤大蔵少輔五番衆か×東山番帳に無く長享番帳に五番衆・堤弥次郎
下津屋新左衛門尉四番衆
小田伊賀入道二番衆×東山番帳に無く長享番帳に二番衆・小田伊賀守
杉原中務少輔杉原盛恒か四番衆東山番帳に四番衆・杉原中務丞
土岐石谷四番衆または五番衆
杉原左京亮四番衆
高山四番衆
小田常陸介不明×
門真弾正忠一番衆
萩三郎四番衆×長享番帳に四番衆・萩又三郎信平
市新左衛門尉五番衆
足助三河守二番衆東山番帳に二番衆として名字のみ記載
内海兵部少輔五番衆
波多野太郎評定衆か東山番帳に評定衆として名字のみ記載
結城五郎番不明×
田村刑部大輔四番衆か×
大和兵庫助大和元継か四番衆
井口弥七郎不明×番衆に井口氏は無く東山番帳に井上弥八郎がある
小嶋駿河守二番衆か×
杉原番不明
中嶋弥六二番衆か×
後藤喜九郎後藤隆光か二番衆か東山番帳に二番衆・後藤九郎
木阿弥同朋衆×
幸子 後の畠山順光同朋衆×木阿弥子

出典:国会図書館デジタルコレクション 『尋尊大僧正記』明応2年5月2日条